名前空間 System.Collections.Generic
自己紹介
こんにちは、私は「List<T>」クラス、皆に光を届ける女神のような役割を持ちます。皆さんがデータを効率的に管理しやすくなるよう、リストの基本操作と魅力をお教えします。私の力で、あなたのプログラムに温かさと整理をもたらします。
基本機能
「List<T>」クラスは、汎用コレクションとして可変長のリストを扱うことができる強力なツールです。どんなデータ型でも扱えるので、たとえばList<int>
やList<string>
のように指定が可能です。要素を自由に追加・削除でき、並び替えや検索もサポートしています。これにより、あなたのデータを簡単に整理し、必要なときにすぐに使えるよう管理できます。
データの追加と削除
データの追加や削除もお任せください。リストに要素を追加するにはAdd
メソッド、特定の位置に追加したいときにはInsert
メソッドが使えます。また、リストから削除したいときにはRemove
、すべて削除するならClear
を使用できます。こうしたメソッドで、柔軟にデータを管理できます。
データの検索
「List<T>」では特定の要素を素早く見つけるための検索機能も用意されています。Find
メソッドで条件に合った要素を探したり、Contains
で指定の要素が存在するかを確認できます。これは必要なデータを即座に取り出す際に非常に便利です。
並び替えと反転
要素を整理するには、並び替えのSort
や順序を反転するReverse
が役立ちます。これにより、データを昇順や降順、任意の順番で整えることができます。たとえば、数値リストを昇順にして見やすく表示したり、最近追加したデータをすぐに確認できるよう反転するなど、柔軟な並び替えが可能です。
インデックスを使ったアクセス
インデックス(番号)を指定して、特定の位置にある要素に直接アクセスすることができます。最初の要素はインデックス0でアクセスでき、リストの最後の要素にはCount - 1
を指定することでアクセスが可能です。この機能を活用すると、必要なデータにすぐにアクセスし、更新ができます。
容量管理
「List<T>」の内部ではメモリ容量を自動で管理し、データが増えた場合も対応できるようになっています。Capacity
プロパティでリストの容量を確認し、不要な領域を削減するにはTrimExcess
メソッドで容量を調整できます。これはメモリを有効に使いたいときに便利です。
サンプルコード
using System; using System.Collections.Generic; public class ListSample { public static void Main() { // Listの初期化 List<int> numbers = new List<int>(); // 要素の追加 numbers.Add(1); // 1を追加 numbers.Add(2); // 2を追加 numbers.Add(3); // 3を追加 // リストの内容を表示 Console.WriteLine("リストの内容:"); foreach (int number in numbers) { Console.WriteLine(number); } // 要素の挿入 numbers.Insert(1, 10); // インデックス1に10を挿入 // 挿入後のリストの内容を表示 Console.WriteLine("挿入後のリスト:"); foreach (int number in numbers) { Console.WriteLine(number); } // 要素の削除 numbers.Remove(2); // 値2を削除 // 削除後のリストの内容を表示 Console.WriteLine("削除後のリスト:"); foreach (int number in numbers) { Console.WriteLine(number); } // ソート numbers.Sort(); // ソート後のリストの内容を表示 Console.WriteLine("ソート後のリスト:"); foreach (int number in numbers) { Console.WriteLine(number); } } }
解説
このサンプルコードでは、「List<T>」の基本操作を行っています。最初にAdd
メソッドで要素を追加し、Insert
で指定位置に挿入、Remove
で削除を行っています。最後にSort
で並び替えを行い、各ステップごとにリストの内容を表示しています。基本操作を理解することで、リストの扱いがより容易になるでしょう。